「線のなだらかな変異#1」
     2009 10
     輪ゴム
     個展/space8×8/東京芸術大学/茨城


     「Lines Of Undulaing Mutation #1」
     rubber bands
     a one-man exhibition space8×8/Tokyo Uni. Of The Arts And Music/Ibaragi


    あることからあることへ事物が変化する過程にあるどちらともい
    えない、どちらにも偏りきれないグレーの様な環境に囲まれ、私た
    ちの日常は成り立っている。その変化する変異点はどこにあるの
    か。もしくはないのかも知れない。
    その変異点は我々の視覚で確実に捉えることはできない。情報化し、
    細分化された現代の社会に取り残された生身の人間は、曖昧に、感覚
    的に理解することを許されているのである。
     その愛くるしいなだらかな変異を私たちはいつも身近に当たり前の
    ように見て、無意識に感じている。